2020年の除夜会(除夜の鐘)ご報告

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

事務的な報告だけやと少し寂しいのでブログ風に書いてみます。
今回は副住職の執筆でお届けします。

先日2020年12月31日に除夜会(除夜の鐘)を行いました。
去年はコロナ禍ということもあり、はじめて一般参加を中止し、住職(父)、副住職(私)、坊守(母)、弟のみで行いました。

例年ならば本堂にてお勤め(お経)お焼香の後、順番に鐘をつき、お茶やお菓子でくつろいでいただいていましたが、今年はありません。例年ならば準備でバタバタするところ、今年は特に準備をすることもなく暇を持て余しておりました笑

お勤めの後、鐘つき開始です。

光明寺は毎日17時に夕方の鐘をついているのですが、鐘楼(鐘つき堂)がパッと見、どこにあるかわかり辛いので、不思議そうにお寺の方を見上げて探している方を見かけます。

ここです。

お堂は宮大工の門徒さんが建ててくれはったそうです。

ひたすらつきました。

浄土真宗の除夜の鐘というのは煩悩を捨て去るのではなく、一年を振り返り、自らの罪の深さ(煩悩)を自覚し改めて報恩感謝につとめる法要です。

私も鐘をつきながら色々考えました。
今年はコロナにより様々なことが制限されストレスの多い1年やったなぁ・・・来年どうなるんやろ、どないしたもんかなぁ、そういえば親鸞さんや蓮如さんの時代にも疫病流行ったりしたよな。そんな中でもお念仏を相続して、私のところまで届けてくれてはるのは、ほんまにありがたいことなんやな。と

私もこのお念仏の声が子や孫まで届くように頑張ろうと思った2020年の大晦日でした。

子どもどころか妻もまだいませんが。

 

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